丹下健三のグランドデザインは明らかだ。
爆心地、廣島縣産業奨励館
慰霊碑。
湧き続ける噴水。
「水をくれ」・・・火だるまになって亡くなっていった人々の為に。
それらを一直線に見通す位置に、水平展開する記念館。
その上には、エノラ・ゲイが飛来した空しか見えてはならない。
祈りの空間でなければ。
鈍い私も、この位置に立ってやっと彼の意図を理解できた。
あの高層マンションが建ったおかげだ。
「平和都市ヒロシマ」
行政と、市民は素晴らしいお手本をみせた。
広島市：
「建築会社に対してマンションの高さの変更を求めない考えを明らかにした。高東・都市計画局長は『計画変更の論拠を見出せない』」
市計画調整課：
「建築基準法にも都市計画法にも違反しておらず、市が計画変更を求める根拠がない。守る会の申し入れの内容は事業主に伝えており、これ以上の対応は行政の限界を超えている」
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/...
入居者は、
毎日、祈りを捧げつつ暮すことだろう。
爆心地をまじかに見下ろしつつ。
「三井不動産HP 環境への取り組み」より
「『あれもこれも』という形で共生・共存させ、価値観の相克を乗り越えて新たな価値観を創出していくものです。」
初出：関心空間壱式
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08.02.29
総まとめ的リンク集
