930+961+Xan

                                                          空冷+ハイドロ馬鹿

「国吉 康雄」展 "Between Two Worlds"

国吉 康雄(1869~1953)没後50年を迎えて。

NHK新日曜美術館」で初めて知りました。

日露戦争終結の翌年1906年、17歳で郷里・岡山市出石町から単身渡米。

・働きながらThe Art Students Leagueに学び、後そこで教鞭も執る米国を代表する画家となる。

・1929年 MoMA「19人の現代米国作家」に選出さる。

・途中病床の父を見舞いに帰国した4ヶ月を除き、米国での画家生活30数年を経て、日本国籍のままN.Y.に没す。死の床で米国籍申請許諾へのサインをする力はもうなかったという。

第二次世界大戦、前・中・後と、世情を反映し大きく変貌していく作風が興味深い。一番魅せられたのが、1948以降 "Exit" ~遺作 "Mr.ACE" 

http://www.google.co.jp/imgres?...

授業での彼のスピーチ

"For me, reality is a starting point at the same time a point of departure.

Feeling, imagination and intuition mingled with reality create more than actuality,

evoke an inner meaning indicative of one's experience, time, circumstance and environment.

This is reality."

・Yasuo Kuniyoshi (1893 Japan--1953 USA)

American Realism: The Sara Roby Foundation Collection from the National Museum of American Art”

・東京近代美術館 ~5/16(5/6・10休館)

富山県立近代美術館 04.5.29~7.19

愛知県美術館 04.8.6~9.26

 国吉 康雄展HP>http://www.momat.go.jp/Honkan/...

--

04.8.29 NHK教育 20:00~ 再放映

 彼の授業での力強い肉声がまた聴けます。

07.7.7 22pm TV東京「美の巨人」にて特集!

誰かが私のポスターを破った

の画像

Wolfgang’s Vault

Bill Grahamの名は聞いたことあるが、その実はよく知らなかった 因みに「ヴォルフガング」は、家族がつけたニックネームだという ' Vault ' は「貴重品保管室」の意らしく、 つまり、「ビル・グレアムの貴重品箱」といったとこか http://www.wolfgangsvault.com/ そこには、70年代以降のロック・ブルース・ジャズのまだ熱い様があり、貴重なアーカイブである ライブ音源だけでも凄いのに、コンサートビデオも豊富なのだ 思い入れたっぷりのアーティスト達をほじくり返しては、とことん耽ってしまう  で、私にとって「フィルモア」とくれば「イースト」の・・・  ご存じ ' The Allman Brothers Band ' でしょ、やっぱ うん ♬  ' Whiping Post '  ' Don't Keep Me Wonderin '(見よ伝説のボトルネック奏法!)   Sep 23, 1970 あと、ポスターやらTシャツやグッズも売ってて 例えば、ピンク・フロイド Oakland Coliseum Arena May 9, 1977 初版直筆サイン入り$890とか ネタ元 「すべての音楽ファンに朗報! 聴き切れないほどのライブトラックが無料で試聴できるぞ! 急げ!」 http://rocketnews24.com/?... の画像

JazzFusion.TV

好事家、ジャズやフュージョンといった音楽もその例にもれず・・・ このサイト主もその最たるもので、' bootleg ' いわゆる海賊版のフリーのLive音源集だ。(ダウンロードまで!) そのRich Rivkin氏は、FM放送音源の収集を手がかりに、有志の寄与により現在では1700時間超の「非商業目的」コレクションになっている。 電気化直前から以降まで222音源と、マイルス・デイビスが圧倒的iに多くを占めるのは当たり前だろう。とうぜん彼の門下生も多く登場していて、中でもまったく嬉しいのが私の偏愛する ' Mahavishnu Orchestra 'が、ごろごろとでてくる偏りぶり(笑) どれどれと彷徨い込んでみるとなんと来日公演も多くあり、私にとって衝撃的な体験だった1973年の広島公演も(状態もノリも悪く残念)。個人的な思い入れでは、ポキプシの有名なヴァッサー大での公演てのも>' 1972-12-08 Vassar College, Poughkeepsie NY ' 第一期の黄金編成では、初々しく丁寧な1971/4/11から、ピークぎりぎりの過激的な1973年を含む70音源を網羅する。そして、解散後のJohn McLaughlin、Billy Cobham、Jean Luc Ponty、Jan Hammerのソロ活動もフォローする丁寧さ。 ほかは、ウェザー・リポートリターン・トゥ・フォーエヴァーハービー・ハンコックウェイン・ショーターキース・ジャレットパット・メセニージャコ・パストリアススタンリー・クラークなど有名どころも当然揃っている。 ※難点は、なぜか繰り返されるアフファベティカルな並び。探すのに一苦労なので、「Ctrl + F」でキーワード検索するのも手です。 ※録音やノリといった音源の良し悪しがあるのは致し方なく、むしろアルバム化されてない曲を発見するのも楽しみ。 ※最初、Firefoxプラグインをダウンロードを要求されたのでそうしたが。その後はCrhomeで聴け、ファイルも落とせま。 Home http://jazzfusion.tv/ Audio http://jazzfusion.tv/... Video(Youtube集で、肝心なものは削除項目多し) http://jazzfusion.tv/video.html の画像

「裸の島」

「耕して天に至る。是、貧なり。」

オープニング~禿げ山の島の俯瞰に「林光」の主旋律、そしてこの中国故事が・・・

貧農一家が懸命に生きている。厳しいながらも淡々とした生活。そのなかで「喜び」や、やがて訪れる大きな「哀しみ」。

監督:新藤 兼人

主演:乙羽 信子・殿山 泰司 

サイレントではない。

「声」はあっても「台詞」が無いのだ。

が、その分、音と音楽と影像が一体となり見事な表現になった。

私の中で、日本映画のベンチマークです。

乙羽信子の亡骸は、監督によりこの作品の舞台となった宿祢島に散骨されたという。

02.12.6 BS NHK 21:30より放映

▲これを観る迄「棚田=農耕民族の美しい原風景」の代名詞のように安易な考えだった…

一家離散した廣島の没落豪農の末っ子だった監督ならではの作品…

--

上映会:東京国立近代美術館 フィルムセンター

4月4日(火)-5月28日(日)

http://www.momat.go.jp/FC/...

--

この映画の要、台詞の無い音と映像について膝を打つ評に出会った。

http://www.cinema-today.net/0406/...

の画像

RENEGADES STEEL DRUM ORCHESTRA

今夏再来日♬ カリブ海に浮かぶというトリニダード・トバゴから http://bit.ly/9XwuNt (岡山は高梁市と関東) さっそく横須賀の切符げと なんとも不思議な音色のスティール・ドラムの音色を初めて耳にしたのは、ナパヴァレーのちょい奥 Caristoga on July 4th.(遠い目) のどかだった田舎町の目抜き通りのパレード まわりは見渡す限りの青葉生い茂るvinyard 合うんだこれが 暑いが乾いた空気・・・ で、話はとんで「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2008」 公式CD聴いて涙がでそうになったもん、彼らの「アヴェ・マリア」(シューベルト) 今回の予定曲目 CLASSICAL  Ave Maria : Franz Schubert  Toccata and Fugue : Johann Sebastien Bach CALYPSO  Woman by my Side / Till Morning come Heavy T Bumper REGGAE  No Woman No Cry War JAPANESE  上を向いて歩こう etc.!! 追体験として  ブログ>http://bit.ly/c51HOP  G線上のアリアhttp://bit.ly/9C3qje  鼻から牛乳http://bit.ly/aNxwUX  セレナーデ(シューベルト)>http://bit.ly/aXSzR0                      >http://j.mp/asalkn(2008日本)  英雄ポロネーズhttp://bit.ly/aUbMfY  アヴェ・マリアhttp://j.mp/bn5liA(2008日本) 単独来日は11年ぶりだと言う ラフォル効果だね http://bit.ly/bW4znl の画像

「イサム・ノグチ 幻の原爆慰霊碑」

 新日曜美術館で【イサム・ノグチ 幻の原爆慰霊碑】を観た。彼のその人生を貫いた誠実さに触れたような気がして、凄いと思った。

【1904年日本人の父と米国人の母の間に生まれた】

 幼い頃初めて来た日本は日露戦争直後。たしか司馬遼太郎によれば「極めて危うい辛勝だったにもかかわらず、実態を知らない民衆が身の程知らずに浮かれ立つ」。その異常な国粋主義への沸騰が、第二次世界大戦での完璧な敗戦の伏線になった時代。

【美術なら国境を超え受け入れられるはずだったから】

 帰国したそんな日本が嫌で、彼は一人米国へ戻る。しかしそこも日系移民蔑視の眼があった。二十歳になった彼が美術を選択したのも、そういった環境、生い立ちからだという。どちらの祖国へ行っても受け入れられない自分、居場所がない彼。

【西方に「いく」と東から「つくる」平和大橋

 そうしている内いよいよ祖国同士の戦争がはじまる。米国の日本人の役に立とうと志願して収容所へ入る。やがて終戦、原爆投下を知った彼は、今度は米国人として強い衝撃を受ける。6年後の1951年、自責の念から被災した廣島へ入った。平和記念公園の建築が始まっていたからだ。そこで丹下健三に依頼され設計したのが平和記念公園の東西を結ぶ二つの橋。広島の人なら誰もが見慣れたあの橋が、そんな歴史を持つものとはついぞ知らなかった。犠牲者への鎮魂と生き延びた人々への励ましの意味がこの名前にこめられたらしい。

【「魂を抉りとられるほどの」落胆】

 橋の出来の素晴らしさに丹下は、慰霊碑のデザインも依頼する。これこそ両祖国の架け橋となるべき自分の役割だと使命に燃える彼。しかし魂を込めて創った彼の原案は、製作委員会から無惨にも却下される。理由はこうだ。「彼は原爆を落とした側の人間だから」と。その時の彼の日記には「言葉に言い表せない程の衝撃だった。」と記されているという。

【人の役に立つものをつくる】

 最近葉山の現代美術館で、当時廣島で製作した幻の原爆慰霊碑の型が発見された。さらにその後もモデルは、香川県牟礼町のアトリエで生涯あたため続けられた。

【彼は諦めない】

 何故か?その謎を解く一例が、先日23年かけてグランドオープンした北海道「モエレ沼公園」の設計にみられる。誰でも自由に自分也に楽しめるというモエレ山の「プレイマウンテン」のコンセプトは、実は原爆記念碑よりずっと前に、N.Y.のセントラルパーク用に発表したものだったという。その当時まだ無名かつ日系人の彼は、米国人から" CRAZY !! "だと一笑に付されたという。

【「私の仕事だ」】

 ゴミ埋め立て地にされていたそこは、まだ臭気を放っていた。でもその現場に立ちそう言った。ついにモエレのマスタープタンを完成させる。84歳で死去する直前、一ヶ月前の事だ。

 

 彼は作品を通じて、社会への帰属を渇望し人の役に立つ事を考えたのだという。それが生涯の彼のテーマだったから。

--

【05.12.25再放映 NHK教育20:00~】

--

10.7.31

旧広島市民球場をいじるのは反対だけど、これなら賛成!

広島にもうひとつの原爆慰霊碑を

の画像

イキのいい奴・続イキのいい奴

原作からきているのだけれど、舞台設定は昭和20年代の東京下町。

敗戦後、ようやくなんとか立ち直ってきたけれど、その心の瑕はまだまだ生々しくて。

互いの人情でかばいあって懸命に生きていた。

 ・・・と、私は想像するしかないのですが。

06/10/1

最初はハラハラ、そしてクスクス、最後にホロリで、見終えてお腹が「くぅ~」

脚本、配役が絶妙です。

親方、小林薫は無論のこと。その親方役・花沢徳衛、仕立て屋夫婦の若山富三郎松尾嘉代との下町のご近所付き合いの機微がなんとも作品に奥行きを。弟子入りする安夫・金山一彦(原作者、師岡幸夫さん)はホントに「イキのいい奴」

ちゃきちゃきでいて、かつ陰影のある役どころの石田えりも、とてもよい。

小林薫の寿司技術指導は、モデルになった加藤博章さんご本人がされたとか。

原作者が修行を積んだという「美家古鮨」、一度はいってみたい。

--

05/1/31から「辰巳鮨」再営業です。NHK BS2 22:30~

大好きなそして懐かしい番組。何度目かの再放映だけど嬉しい。

--

10/6/17

タイトル

シャリ

コハダ

の画像

Ian Dury and the Blockheads

・耳に飛び込んできたときは「誰この酔っ払い、金切り声のおっさんは!」 ・骨太で Darty & Fanky な R&B をかましてくれる。正式デビューが35歳だったせいもあり、アイドルロック全盛期の日本ではイマイチ、英国本国では根強い人気だったとか。 ・下町コックニー訛りの "Hey ! Hey !" が本当に「オイ!オイ!」としか聴こえない。とにかく躍動感でグイグイ引っ張る。 ・'00 3月、癌で亡くなる。合掌。May GOD bless you. -- 動画リンク切れ差し替え。 "Sex, drugs & Rock and roll"1977 ''What a waste'' ''Sweet Gene Vicent, Hit me with your rhythm stick'' ''Sweet Gene Vicent, Hit me with your rhythm stick'' ''Reasons To Be Cheerful Pt.3''FM音源の'79 8/5 ハマースミス・オデオンでのLiveを聴き返しながらこれを書いているが、もっとも近いのがこれか?↓ の画像