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                                                          空冷+ハイドロ馬鹿

Vive la suspension hydropneumatique !

「ハイドロニューマチックサスペンション万歳!」


一昨年までの出張で溜まっていたマイルの期限が切れてしまうので、この機を逃す手はないと、クラシック・シトロエン体験とC5の物件探しで東京のJAVELと下妻のモダンサプライを訪問したのは5月中旬の事。

まずは、JAVELの竹村さんを訪問。
戸越銀座の懐かしい感じの商店街を抜けると、整備中のDSが道路にはみ出している建物が目に入り、あ、ココだとすぐにわかりました(笑)

models & sales | JAVEL

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JAVEL

ここでは、JAVEL謹製フルコン制御低圧ガソリンターボCXC6HDiに試乗させてもらいました。
クラシック・シトロエン自体を運転するのは初めてですし、なかなか手ごわい運転感覚と緊張の中よくわからないままCXの試乗は終了。
それに比べ、C6HDiはさすがに現代車なので乗りやすく、なるほどの「どんぶらこ感」、これは癖になりますね。
ただ、いかんせん私の環境にはデカすぎですはC6。

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お客さんの実に渋い色のCX

 

2日目は、下妻の Modern-Supply の鈴木さんのところへ。
HPを拝見しててそんな予感はしていましたが、元Mazdaディーラー跡というそこは、好事家にはお宝の山でしょうが、普通の人から見たらさしずめ廃車置き場の様相を呈しています(笑) 因みに、鈴木さんの奥さんが初めてここを見に来られたときは、しばらく「絶句」されたとか(爆)

https://garage.modern-supply.com/

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Modern-Supply

もともと杉並区での輸入家具販売が本業の鈴木さんは、シトロエン好きが高じてクルマも取り扱うようになったのだとか。
どれも整備前のベース車両の状態ですが、CXTRD5MTCXGTIC5V6ツアラーC6に試乗させてもらいました。
CXは、ディーセルターボ・ガソリンモデルともやはり完調ではない感じ。
社用車のC5ツアラーの後部座席では、あれ?ちょっと固い?と思いましたが、運転席は流石に乗り心地良かったです。
C6は、お約束のロアアーム・ブッシュがもうだめとのことで、なるほどコツコツといいながらも、見事に田舎道のうねりをいなしていきます。

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実物を見るのは2019年に赤坂のイベントで見て以来2度目

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整備工場内はDS祭り

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4CVもいいけど、「空冷馬鹿」としては手頃なサイズ感のGSに惹かれます(笑)

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この後、鈴木さんが運転する2CVの後席に乗っけてもらいました。初体験は実に愉快!

最終日は、三鷹の中古屋さんで、気になってたワンオーナー3.6万キロのC5V6ツアラーの売り物をちょこっと試乗。町中でも良い感じの乗り心地。
それにしても、マティボワールの実物は実にいい色ですね。
社用車だったらしく、10年落ちとはいえ内外装とも新車同様で、そのため価格もかなり強気の乗りだし200蔓延(笑) 。
記録簿も揃っており、大きなところでは右フロントのサスシリンダーが交換されてました。私が試乗したのは売れてしまったようですが、更に強気の308蔓延の僅か6000km!の1.6L版が→
https://bit.ly/3hheR84

あまりの程度の良さに思わず「これ下さい!」とそのまま乗って帰りそうになりましたが、その時はまだ竹村さんのところで、きっちり仕上げてもらってそれくらい+α の予算という心づもりだったので断念。
(JAVELは、手持ちの在庫かオークションで落札した車やフランスの提携工場から輸入した車しか扱わないという方針)

 

それにしても、竹村さんにしても鈴木さんにしても、とにかくシトロエン愛に溢れる方々でした。試乗体験ありがとうございました!

とまぁ、それぞれ貴重な雲上体験を元に、灰泥沼への第一歩を踏み入れた次第です(笑)